先進医療とは?

簡単にいうと

「高度の医療技術を用いた治療法や医療技術のうち、厚生労働大臣が承認したもの」をいいます。

先進医療を実施する施設には一定の基準が設けられ、実施する医師にも同様に資格や経験が求められます。

一般的な公的医療保険(1割~3割負担)には含まれない治療という意味では「自由診療」と同じですが、すでにある一定の有効性や安全性を満たしているものとなります。
それが更に十分に認められた場合は、公的医療保険に切り替えられる可能性もある治療となります。

※当院での「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」の費用についてはこちら

先進医療の費用について

「自由診療」の場合は治療にかかる診察料や検査料・薬代などすべてが自己負担(10割)になってしまいますが、
「先進医療」の場合はこれらの費用に公的医療保険(1割~3割負担)が使用できます。

公的医療保険で3割負担の方の医療費が全部で100万円(先進医療技術料40万円+検査料60万円)かかった場合

さらに、民間の医療保険の「先進医療特約」に加入されている場合、 先進医療技術料(上記例の場合40万円)も医療保険で給付され、 後から費用が戻ってきますので、より安心して治療を受けることができます。

ただし、厚生労働省に認定された医療機関以外で先進医療と同様の治療・手術などを受けても、 先進医療とは認められず医療給付はうけられませんので、注意が必要です。

※当院は厚生労働省に認定された医療機関となります。

※当院での「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」の費用についてはこちら

先進医療概要

先進医療については、平成16年12月の厚生労働大臣と内閣府特命担当大臣(規制改革、産業再生機構)、行政改革担当、構造改革特区・地域再生担当との「基本的合意」に基づき、国民の安全性を確保し、患者負担の増大を防止するといった観点も踏まえつつ、国民の選択肢を拡げ、利便性を向上するという観点から、保険診療との併用を認めることとしたものです。 

また、先進医療は、健康保険法等の一部を改正する法律(平成18年法律第83号)において、「厚生労働大臣が定める高度の医療技術を用いた療養その他の療養であって、保険給付の対象とすべきものであるか否かについて、適正な医療の効率的な提供を図る観点から評価を行うことが必要な療養」として、厚生労働大臣が定める「評価療養」の1つとされています。 

具体的には、有効性及び安全性を確保する観点から、医療技術ごとに一定の施設基準を設定し、施設基準に該当する保険医療機関は届出により保険診療との併用ができることとしたものです。

なお、将来的な保険導入のための評価を行うものとして、未だ保険診療の対象に至らない先進的な医療技術等と保険診療との併用を認めたものであり、実施している保険医療機関から定期的に報告を求めることとしています。

(引用:厚生労働省:先進医療の概要について


技術の概要

多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術

適応症 白内障

多焦点眼内レンズは、無水晶体眼の視力補正のために水晶体の代用として眼球後房に挿入される後房レンズである点では、従来の単焦点眼内レンズと変わりはない。
しかし、単焦点眼内レンズの焦点は遠方又は近方のひとつであるのに対し、多焦点眼内レンズはその多焦点機構により遠方及び近方の視力回復が可能となり、これに伴い眼鏡依存度が軽減される。
術式は、従来の眼内レンズと同様に、現在主流である小切開創から行う超音波水晶体乳化吸引術で行う。

(引用:厚生労働省:先進医療の概要について