眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは上まぶたが開きづらくなる病気です。
症状としては眼球自体に問題がなくても、まぶたが開けにくくなる為視野が狭くなります。
それだけではなく、下がったまぶたをなんとか開けて物を見ようとする為頭痛や眼精疲労、肩こり、流涙症（なみだ目）の原因になる場合もあります。

眼瞼下垂の原因

眼瞼下垂は生まれつきのもの（先天性）と、加齢や病気、長年のコンタクトレンズ使用などによってなるもの（後天性）に分けられます。
先天性の場合は、まぶたを開ける為の筋肉・神経が生まれつき発達していない為に起こります。
これに対して後天性の場合の多くはまぶたを開ける為の筋肉の力自体の衰えや、筋肉の周囲の組織の衰えにより、筋肉の力がまぶたにうまく伝わらなくなる事によって起こります。
ただ、眼瞼下垂は他の重篤な病気が原因の場合もある為、老化の為などと決めつけずに眼科への受診が大切です。

眼瞼下垂の治療方法

眼瞼下垂の原因となる病気があれば、その病気の治療を行います。
その他の眼瞼下垂（加齢性のものなど）に関しては基本的には短時間の局所麻酔での手術で治療が可能です。
治療を行う事により見え方の改善はもちろん、頭痛、眼精疲労などの症状も改善する場合もあります。

眼瞼下垂手術のQ&A

Q.手術は痛くありませんか？

A.最初にまぶたへ麻酔の注射を行った後は痛みはほとんど感じる事はありません。通常片方で30分から40分程度で終わります。

Q.日帰りの手術は可能？

A.可能です。ご希望により一泊入院か日帰りのどちらかをお選びいただけます。術後は腫れを抑える為出来るだけ安静にして頂きます。

Q.手術に保険は適応されますか？

A.適用されます。費用は約24,000円程度（片側・3割負担の場合）です。